前原中央保育園の保育(教育)の特徴
モンテッソーリ保育・・ 子どもたちの自主・自立の力を高め、基本的な生活習慣を身につけさせます。
21世紀を担うのは、子どもたちです。 その子どもたちの“自立する力”を育み、無限の可能性を最大限に伸ばすための教育法が、『モンテッソーリ教育』です。 この教育法の根本には、「子どもは、本来その内に自ら成長しようとする“内的生命力”を持っていて、その可能性を伸ばすためには、子どもたちの『自由』を最大限に保障しなければならない。」という考えがあります。 モンテッソーリは、子どもたちのために『適切に準備された環境』を整え、『 自由な活動 』を保障することが大切であると述べています。 |
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そして、「最適な時期の最適な活動にこそ、真に子どもたちの精神的な糧になる。」と考え、この時期を『敏感期』と名づけ、各種の敏感期に対応した教具や教材を開発しました。 このようなモンテッソーリの考えをもとに、本園では、 |
第二に、子どもたちの自己選択を最大限に大切にし、保育士は子どもたちの成長の援助者としての立場を貫くことで、子どもたちの自由活動を保障する。
この二つを基本として、子どもたちの持つ無限の可能性を最大限に伸ばすとともに、『 自分で選び、自分で見通しを持って実行し、自分で選んだことに責任をとれる 』人間を育てることを課題として、取り組みを進めています。
運動することが好き・・ 0歳児からのリトミック、3歳児からの ヨコミネ式体操で、体の力を高めます。
「子供の脳を鍛えるいちばん効果的な方法は、体を動かすことだ。」と言われています。 運動をすると、脳由来神経栄養因子と呼ばれる物質が盛んに分泌され、それによって、ニューロン(神経細胞)やその周りの脳血管が形成されます。
一般的には、運動するのは健康のためと考えられていますが、「運動の第一の目的は、脳を育ててよい状態に保つことに ある」と言われています。
文部科学省の「幼児期運動指針」には、「幼児にとって体を動かして遊ぶ機会が減少することは、その後の児童期、青年期への運動やスポーツに親しむ資質や能力の育成の阻害に止まらず、意欲や気力の減弱、対人関係などコミュニケーションをうまく構築できないなど、子どもの心の発達にも重大な影響を及ぼすことにもなりかねない。
このような状況を踏まえると、主体的に体を動かす遊びを中心とした身体活動を、幼児の生活全体の中に確保していくことは大きな課題である。」と述べ、幼児期の運動の重要性をとなえています。・・幼稚園、保育所などに限らず、家庭や地域での活動も含めた一日の生活全体の身体活動を合わせて、幼児が様々な遊びを中心に、毎日、合計60分以上、楽しく体を動かすことが望ましい。」と言えます。
けがをしない体づくりのために...
未満児さんは、運動遊びを、3歳以上児は、毎朝5~10分程度の「かけっこ」、そして、週に2回の柔軟を中心とした「 体操」を行っています。運動神経をつかさどるのは小脳です。小脳は6歳までに その90%が出来上がると言われています。ですからこの時期に、「かけ っこ」「体操」(柔軟)を 行うことで、自然に運動神経が発達し、体力がついて、姿勢が良くなり病気にか かりにくい体づくり行います。
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リトミックとは?
リトミックは、音楽を使って行う反応教育です。リズム能力を高め、自由な動きのできる子ども、上手な身のこなしのできる子どもを育てることを第一のねらいとしています。 当園で行っている“天野式リトミック”には、体育的要素も加えられています。疲れやすい子、転びやすい子、意欲に欠ける子など、心身ともに弱い子が増えてくる中、健康で安全性をもった体づくりを行います。 指導効果としては、 内容としては、 |
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言葉の教育・・ 漢字保育や本を読むことが好きになるように、「読む力」を高めます。
現在、大人の脳細胞は約140億ぐらいあると言われていますが、その内実際に活動しているのは、3分の1にも足りない程度だと言われています。この脳細胞を活性化するためには、眠っているものに刺激を与えて起こしてやればいいのですが、大人の場合はなかなか困難です。しかし、幼児の場合は、より簡単に起こすことができます。つまり、脳の活動期の0才から7・8才までの間に、外部からの刺激を繰り返し行うことに よって知能は発達すると言われています。 |
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また、アメリカの脳障害治療の世界的権威ドーマン博士は、「脳組織を高める能力が一番はっきり示されるのは、正常な子どもに読むことを教える場合である。」と述べ、脳の働きを活性化するためには“読むこと”が重要であることを指摘されています。 方法については、2歳児からフラッシュカードや絵本などを使い、毎日の生活のわずかな時間に集中して取り組み、3歳児からそれぞれの子どもの発達に沿って、「読みの時間」を設けます。最終的には、「本を読むのが好き」と言える子どもを育てたいと考えます。 |
幼児にとって文字を読むことは、単なる脳の作用の一つであり、ほとんど負担なく覚えることが出来ます。つまり、集中して取り組むことで、脳細胞を発達させることにつ
ながるわけです。
今までは、0才から6才という人間の発達にとって一番大切な時期に、子どもたちに知的刺激を与えて教育することを怠ってきたために、あまりに多くの子どもたちが取り返しのつかない損害を被っている”ことを考える必要があるように思えます。
私たちは、幼児期という大切な時期に、知的環境をつくり、その中で子どもたちが、その無限の可能性を伸ばせるように出来る限りの援助を行っています。
食育・・ 野菜を育て、自分たちでクッキングする活動等を通して、「感謝していただく」心、残さず食べることにつなげます。
保育園では、『 食は命なり 』という視点に立ち、給食づくりに取り組んでいます。「三つ子の魂百まで 」と言われますように、乳幼児期に感じ取った味覚は、成人してから大きく影響します。この時期は。“感覚の敏感期”であり、『味覚』はこの時期に食べた母親の味付けが“おふくろの味”として、生涯なつかしむ大事な味となります。 また、健康で丈夫な体づくりのためにも、保育園では次のことに気をつけています。
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① 素材をいかし、旬の材料を使っての食事つくり
- 季節の根菜類・緑黄色野菜・淡色野菜を取り入れています。
- ご飯は、玄米を3分から5分づきに精米し、麦を加えています。こうばしく甘味があります。 また、精米した糠(ぬか)を“糠漬け”に加えています。 (この糠漬けは、年長児さんが当番で野菜の皮をむき漬けています。)
②手作りで、インスタントを使わずに
- 出し汁は、煮干し・かつお節・昆布・椎茸等から取り、○○の素などは使いません。
- 味噌も手作りです。(合わせこうじに、大豆・塩を加えて味噌作りをしています。)
- コロッケ・ぎょうざ・ハンバーグ・カレー・シチューもすべてルーから作り、加工食品は使いません。
- おやつは補助として考え、月曜日から金曜日まで手作りおやつを作っています。小麦粉を使った料理だけでなく、麺類・穀類を使い、1日のエネルギーを補います。 ※土曜日は、「アレルギー対応のお菓子」を使用しています。
③ 薄味で、甘味をおさえ、味の広がりをもつ
- 野菜の旨み、甘味を中心に味付けするように心がけています。
- 洋風化した食事が多い中、酢の物、みそ汁、お煮しめ、和食中心になるように考えています。
- 牛乳よりB12・カルシウムが豊富なスキムミルクを毎日飲んでいます。
☆農園での、芋や季節ごとの野菜の栽培活動を通して、自分たちで育て、収穫する体験を取り入れます。
☆年長さんを中心に計画的なクッキング活動を取り組んでいます。
☆梅干し作りやしそジュース、糠漬け当番活などに取り組んでいます。
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探究する心を・・ 「驚き」と「感動」、「なぜ?」と思い「調べるようとする」ことにつなげます。
子どもたちは、ダンゴ虫が大好きです。園庭の石の下、草むらなど、あらゆる所を探し回り、プランターを傾け、何食わぬ顔で「先生、見て!」と手のひらのダンゴ虫を得意そうにみせてくれます。その姿は、探究心のかたまりのように見えます。
こどもたちの「なぜ?」「どうして?」という科学する心を芽生えを大切にし、次に「自分で調べてみよう」とする行動につなげていきたいと考えています。
イーハトーブ農園での土に触れる活動や砂場や水場での遊びなどを通して、自然のたくさん触れる時間をとりたいと考えています。
また、5歳児では、「科学実験教室」(年に数回)や「ICT教室」(月1回)を通して、科学することに興味を持って取り組もうとする心を育てています。
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